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ウールの縮みの原因は洗濯方法が間違っている場合がほとんど。正しい方法で洗えば、自宅でも縮むことなくふわふわに仕上げることができます。では、ウールの特徴と洗濯の仕方や縮みの戻し方をご紹介しましょう。
ウールが縮む原因は「水洗い」
ウール素材が縮むのはウールの特徴でもあります。その特徴とは、「水」に弱いこと。
水での洗濯はウール繊維を固くすると同時に収縮させてしまいます。それでは、ウール繊維が縮む原因についてご説明しましょう。
ウールの「フェルト収縮」
乾いた状態のウール繊維の表面はうろこ状になっていて、絡みにくい状態です。しかし、水に濡れるとうろこ状の表面にあるギザギザが開いて複雑に絡み合い硬くなったり、縮んだりします。
このように、水で洗濯したときに起きる縮みの現象は「フェルト収縮」と呼ばれ、ウール最大の欠点なのです。
ドライクリーニングで縮まないのは、水を使わないから
水を使わずに有機溶剤を使って、洗うのがドライクリーニングです。有機溶剤は水ではないため、ウール繊維表面のうろこ状が開きにくく「フェルト収縮」はおきません。そのため、ドライクリーニングでウールが縮むことはないのです。
ご家庭でできるウールの洗濯方法
ご家庭でウール素材のものを洗濯するときは、「取扱絵表示」を確認しましょう。縮みやすいウール100%のものは、クリーニングに出すことをおすすめします。
ウールとほかの繊維の混合素材の場合は、ご家庭でもお洗濯できます。今回は手洗いの方法についてご説明します。
手洗いの手順
- 洗面器に30℃のぬるま湯を入れ、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かす。
- 洗面器のなかで5分ほど、押し洗いする。揉んだり、こすったりしない。
- すすぎ用のぬるま湯で2分ほど、押し洗いして洗剤を落とす。
- やさしく絞って、軽く水気をきる。
- 大き目のタオルで包んでしっかり水気をとっていく。
- 形を整えてから、日陰で平干しする。
※30℃以下のぬるま湯がポイント。
※揉んだり、こすったりすると「フェルト収縮」で縮みやすくなるので注意しましょう。また、きつく絞るのもNG。
ウールの縮みを戻す方法
ウールは羊の毛。ウールにかぎらず動物の毛は人間の髪と構造がよく似ています。
傷んだ髪に潤いを与えてくれるトリートメントには、ウール繊維をやさしくコーティングして滑りよくし繊維を伸びやすくする効果が。
それでは、トリートメントを使ってウールの縮みを戻す方法をご紹介!
手順
- 少量のトリートメントを30℃のぬるま湯に溶かしておく。
- 縮んだニットを(1)入れ、縮んだ部分を少しずつ引っ張って伸ばす。
- きれいに伸ばし終わったら、そのまま30分くらい浸しておく。
- 30分経過したら、軽く絞って水をきる。
- 大き目のタオルで包みながら、しっかり水気を取っていく。
- 干すときは、形を整えてから日陰で平干しにする。
洗えるウール「ウォッシャブルウール」
防縮加工がしてあり、家庭で水洗いができるものをウォッシャブルウールといいます。このタイプのウールは洗濯機で洗っても縮みにくいのが特徴。
お手入れが簡単なので、とても扱いやすいウールです。しかし、ウール本来の手触りや風合いを保つには、洗濯機で洗うのは避けたいもの。できればやさしく手洗いしましょう。
手洗い可能なウールをおしゃれに着こなそう!
ウールの縮みは水での洗濯が原因ですが、ウールとコットンやリネンなどの混合繊維では縮みも最小限に抑えることができます。また、お手入れが簡単なウール素材はお洒落に着こなす機会も増え、楽しみも2倍、3倍に!
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