山形と宮城にまたがる蔵王山脈。
蔵王と言えば御釜ではないでしょうか。
小学6年生の時にボーイスカウトだった僕は、山形で日本スカウトジャンボリーがあり、そこで立ち寄ったことがあります。
日本スカウトジャンポリーとは日本中のボーイスカウトたちが一同に集いキャンプをするという、全国大会のようなものです。多分。
その時に御釜を見て、とにかく感動した記憶はあります。
御釜
山道を下って行き、御釜が見えたときには思わず「おー」と声が出てしまいました。
雲が多く視界が悪い中でぽっかりとあらわれたエメラルドグリーンの湖はまさに圧巻。
何時間でも見とれていれそうな美しさです。
ここで歌人の川野里子さんの詠んだ短歌を紹介します。
ものおもふひとひらの湖をたたへたる蔵王は千年なにもせぬなり
千年の間、国内外でいくつもの戦争がありました。人々の生活様式はすっかり変わり、街の景観も変わっていきました。
それでも蔵王は千年前と同じ姿のままなのではないでしょうか。
まさに「蔵王は千年なにもせぬなり」です。
ただ物思うのみなのです。
この雄大さです。
山頂はすっかり雲の中。
雲の中を歩いて参拝
これはこれでなんとも神秘的です。
とはいえ、思いっきり晴れた日にまた来てみたい。